新年にあたり、ひと言ご挨拶申し上げます。
組合員の皆様におかれましては、令和5年を健やかに迎えられましたこととお慶び申し上げます。
昨年は、全ク連事業に対し皆様の変わらぬご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。併せて、関連する各団体の皆様からもご支援を頂戴したことに心から感謝申し上げます。
昨年10月に前会長の小池広昭氏が急逝したことを受け、12月の臨時総会および互選理事会を経て会長に就任いたしました。
新型コロナウイルスへの対応や環境保全対策、原油や原材料の高騰など、クリーニング業を取り巻く環境は依然として厳しい状況ですが、先人の意思を受け継ぎながら皆様と難局を乗り越えたいと決意を新たにしております。
全ク連では昨年、3年ぶりのリアル展示会となるクリーニング産業総合展を、オンライン展示会とともに2月に開催いたしました。出展者、そして会場・オンライン問わず参加された皆様のおかげで、新型コロナウイルスの影響を受けながらも無事開催できました。
また、クリーニングの需要喚起や消費者啓発を目的として俳優の杏さんとタイアップしたPR動画を作成し、9月29日のクリーニングの日に杏さんのYouTubeチャンネルで公開しました。こちらは視聴回数が31万回を超え、インターネットやSNSを日頃から活用している若年層へのアプローチとして大きな手ごたえを感じています。
令和4年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法には一般社団法人クリーンライフ協会と協力して対応にあたり、プラスチックハンガーおよびポリ包装に関してクリーニング事業者が取り組むべき基本方針を取りまとめるとともに、事業者むけガイドブックや消費者啓発用ポスター、ポリ包装の使用量を把握・記録するためのポリ包装使用量管理システムを作成・公開して支援してまいりました。
今後も基本方針のより一層の周知・浸透を図り、業界を挙げてプラスチック使用量削減に取り組んでまいります。
業界の需要喚起とともに、組合組織の強化や次世代育成も急務となっております。
そこで全ク連は青年部のない組合における青年層の受け皿となることやブロック内の組合同士の相互扶助を目的に、令和5年度に「ブロック次世代支援会議」を創設することとし、昨年は事前四者協議を全国で実施しました。今後は、協議の内容を元にブロックごとに具体的な実施事業を検討してまいります。
本年も倍旧のお力添えをお願い申し上げるとともに、皆様にとって実りある一年になりますよう心から祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
会長 野澤 勝義