全ク連は9月17日(火)~20日(金)の4日間にわたって、令和元年度衣料管理実習を実施しました。
衣料管理実習は、アパレル企業等で活躍する専門職「1級衣料管理士(TA)」の資格取得のために繊維製品やクリーニング関連の企業等で研修を行うものです。
今年は、6大学から13名の学生を受け入れました。
期間中はクリーニングおよび取扱表示に関する基礎知識やクリーニング事故の実態、クリーニング事故賠償基準、全ク連の役割などのテーマで講義を行いました。
加えて、クリーニング事故品の鑑定以外にも東京都組合の協力を得て組合員店の見学や組合役員の指導によるアイロン実習を実施したほか、埼玉県組合の協力のもと水洗いとドライクリーニングの違いや洗剤および漂白剤の働きを知るための実験などを通じて洗剤・溶剤やクリーニングの特性について学びました。
最終日には実習の成果を確認するための理解度テストを行うとともに、実習生たちが事故品鑑定の結果を発表し、クリーニング綜合研究所の小野雅啓所長が講評を行いました。
クリーニング綜合研究所では、衣料管理実習を通じてクリーニング知識の普及に努め、実習生が将来アパレルや繊維業界等に携わった際にクリーニングトラブルの未然防止等に繋げられるよう、今後も受入れを行います。