全ク連は5月29日(木)、ホテルニューオータニ(東京都)にて第56回通常総会並びに平成26年全国クリーニング業政治連盟定期大会を開催しました。
はじめに昨年の物故者に黙祷を捧げた後、会長挨拶にて小池広昭会長は「25年度は全ク連一日本部(ブロック意見交換会)を安全・安心対策指導員の養成を中心に10ブロック11ヶ所で開催し、全ク連事業の相互理解のための意見交換を行いました。その際頂戴した様々な要望を取り入れながら、25年度事業を進めさせていただきました。本日第56回目の通常総会も皆様からご協力をいただきながら進めてまいりたいのでよろしくお願い申し上げます」と述べました。
その後、田村憲久厚生労働大臣、公益財団法人全国生活衛生営業指導センター・小宮山健彦専務理事、株式会社日本政策金融公庫・中村吉夫常務取締役より祝辞を頂戴しました。
総会では上程された議案が慎重審議の結果すべて可決されました。続いて、第8号議案「任期満了に伴う役員改選」により選任された新理事による三役互選理事会が行われました。会長に小池広昭氏、副会長に伊澤勝令氏、石田泰山氏、村上英男氏、専務理事に柴田健吉氏が選任されました(三役は全員再任・2期目)。
小池会長は、「我々を取り巻く環境は大変厳しい状況です。重油、電気料金が値上がりし経営を圧迫しております。さらに、クリーニング需要、組合員数も減少しており、全ク連の役割としては官公庁や都道府県との折衝等が本来的な業務でありますが、再度会長職を仰せつかりましたので、全ク連だけでなく厚生労働省をはじめ指導センター、日本政策金融公庫など関連機関の皆様にご協力いただきながら、全国の組合の皆様と一緒に今一歩考えを深め業界を盛り上げていきたいです。また2年間のご指導ご協力をお願い申し上げます」と所信表明を行い、業界の振興に向け決意を新たにしました。
この新体制の下、平成26年3月に新たに策定された「クリーニング業の振興指針」を踏まえ、平成26年度は組合の再生・活性化、組合員の振興を主眼に「加入促進」「安全・安心対策」「需要拡大」「利用者啓発」の4つを柱に事業を推進していきます。