中央青年部会(鳥塚浩部会長/以下、中青会)は、2月末から3月中旬にかけて全国7ヶ所で「収益力向上パワーアップセミナー」を開催し、合計224名が参加しました。
セミナーは3部構成で行い、第1部では「青年部へようこそ」と題して中青会役員が講師となり、本セミナー企画の第一の目的である新規青年部員掘り起しのため、中青会事業の紹介や活動の意義について説明をしました。主に近年の活動報告として、クリーニングサービスに関する利用者意識調査(以下、利用者意識調査)によるマーケティングやクリーニングの接客技術を競う「C-1ジャパンカップ2018」での優勝、WEB会議の推進等の取組みを報告したほか、活動を通じて広がる人とのつながりをPRしました。
また、今後は組織運営のために親組合と中青会との更なる連携が必要になってくることや、青年部活動の成果を報告・共有することで組合活動に貢献し理解を得ることの重要性を訴えました。
第2部では「最低賃金制度周知と各種助成金の活用について」をテーマに、各地の働き方改革推進支援センターより講師を招いて講演を行い、地域別最低賃金額の確認や業務改善助成金の紹介、年次有給休暇に関する改正労働基準法等について説明をしました。
第3部は各会場で講演テーマを設定し、利用者意識調査の結果と活用について講演と参加者によるグループディスカッションを実施したほか、外部講師を招いて生産性向上のための業務改善やクリーニング技術向上をテーマに講演を行いました。第3部の講演はクリーニング店からお客様への情報発信の方法や、自店の外交営業、紳士服の仕上げ技術等をテーマとしているため日々のクリーニング業務に直結した内容となっています。参加者からは親世代と子世代が自店の業務改善について話し合うきっかけになった等の感想も寄せられました。
なお、中青会では今回のセミナー企画を足掛かりに、具体的な加入促進策の検討や対象者へのアプローチ、次回以降のセミナー企画等、活動を継続していきます。