11月30日(金)〜12月2日(日)の3日間、東京ビッグサイト東4・5ホール(東京都江東区)にてクリーンライフビジョン21-2012東京国際クリーニング総合展示会を開催し、9,775名のご来場いただきました。
昭和29年の第1回からはじまり、第50回を迎える今展示会の大会テーマは、「今日のクリーニングにできること。明日のクリーニングとできること。」。大会ポスターや往年のクリーニング機器の展示でこれまでの50回という『過去』を振り返りながら、環境保全やコンプライアンスなど、クリーニング業が『現在』対応すべき課題に正面から取り組み、出展各社が提案する最新のクリーニング機械、資材等の『未来』を明るく照らしうるソリューションを発信する展示会となりました。また、展示会会場でクリーニング師研修を開催するという初めての試みも行われました。
また、期間中にはクリーニング業界の動向や全国ワイシャツ仕上競技大会等について一般マスコミ各社が取材に訪れ、テレビ放映されるなど注目を集めた展示会となりました。
会期:11月30日(金)〜12月2日(日)
会場:東京ビッグサイト東4・5ホール
主催:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会
後援:厚生労働省/経済産業省/環境省/東京都
協力団体:一般社団法人日本産業機械工業会/日本クリーニング用洗剤同業会/
全日本クリーニング機材商協議会/全国機材商経営同友会
出展規模:153団体・社、612小間
来場者数:
1日目 11月30日(金)…2,902人
2日目 12月1日(土)…2,691人
3日目 12月2日(日)…4,182人
合 計…9,775人
11月30日の開会式で小池会長は、「本日、ここに記念すべき50回目の大会を開催することができたのは、ひとえに組合員や関係者の皆様のおかげであり、心より御礼申し上げます。またこの展示会が次回以降の未来につなげられるものとなるよう、3日間よろしくお願い申し上げます」と述べました。
また、来賓挨拶として三井辨雄厚生労働大臣(代読:厚生労働省健康局・矢島局長)、環境省・南川秀樹事務次官および東京都福祉保健局・川澄俊文局長(代読:同健康安全部環境保健衛生課・野口かほる課長)からもご祝辞をいただきました。
入場ゲートから会場までの通路には、これまでの展示会のPRポスターに加え往年のアイロンやクリーニング機械といったクリーニング機器、戦後を中心にまとめたクリーニング業界主要年表を展示し、展示会及びクリーニング業界全体の歴史を辿るゾーンとしました。来場者は足を止め、過去を懐かしんだり見慣れない道具を手に取る等、興味深く眺めておりました。
全ク連が展開したブースでは、クリーニング業の安全・安心対策や事故品展示、組合PRなど様々な展示に取り組みました。
クリーニング事故防止への啓発を目的として、クリーニング技術部会が作成したDVD「利用者信頼確保のための標準的な検品・検査工程」の上映・販売や一般財団法人ボーケン品質評価機構の協力を得て事故衣料品の展示を行い、特に事故衣料品の展示については多くの人が訪れました。建築基準法問題については、対応策を解説したパネルの展示やDVDの上映を行うとともに、相談コーナーを設けて業務用洗濯機メーカーの専門スタッフが来場者の相談に応じました。
また、クリーニング業の安全・安心対策ゾーンを設け、お客様(=お預かり品)・従業員・近隣住民・地球環境のそれぞれに対する配慮事項やクリーニング営業者の主な責務として必要な届け出等を解説したパネル展示を行ったほか、パネルの内容をまとめたリーフレットを作成し無料配布を行いました。
さらに、全国組合PRコーナーでは、各組合で作成したポスターや組合事業報告書などの成果物や各組合青年部の加入促進チラシ等を展示し、来場者に対して組合への加入促進を図りました。
加えて、今展示会では企業とのコラボレーション企画しました。大塚製薬株式会社とは労災事故の撲滅を目的として熱中症予防のための適切な水分補給や作業環境の提案を行ったほか、クリーンライフ協会では株式会社CPO設計とコラボレーションして、専門のデザイナーが店舗レイアウトを作成・提示する企画を行いました。