中央青年部会(以下、中青会)は6月11日(土)~12日(日)の2日間、全国クリーニング会館で単青組の代表者等71名の参加のもと、年度総会にあたる平成28年度単青組首長会議・研修会を開催し、平成28年度事業が本格始動しました。
1日目の研修会では、事業趣旨説明としてクリーニングサービスに関する利用者意識調査をはじめとする中青会事業の報告や、全ク連事業の趣旨等について説明し理解を深めました。
2日目の首長会議では、平成27年度事業報告案・収支決算案および平成28年度事業計画案・収支予算案について慎重審議の結果、上程したすべての議案が可決されました。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、2期4年部会長を務めた小黒一也氏に代わり、鳥塚浩氏(東京都)が部会長として選任されました。
鳥塚部会長は、「組合活動のメリットは個人では生み出すことが難しいチャンス(機会)を創り出せること。常任委員が率先してチャンスを見つけメリットに変えていきたい。また、首長の皆様も組合や中青会の活動の中でチャンスを見つけて、それをメリットに変え、地元の青年部員の皆様に還元していただきたい」と部会長に就任した意気込みと中青会事業の方向性について述べました。
平成28年度事業は、スローガンを「機会の創出」とし、1.組織強化対策として青年部加入対象者調査のサポートや休会・未結成単青組へのアプローチ、2.利用者意識調査の実施等クリーニング需要喚起に向けた取組み、3.中青会ホームページの拡充および中青会活動をPRするFacebookやYouTubeなどソーシャルメディアの活用、4.新JIS取扱い表示への対応、等を重点事業として取り組みます。
また、首長会議終了後には研修として「マーケティング研究者から見たクリーニング業界」と題し、橋田洋一郎先生(専修大学経営学部准教授)が講演を行いました。橋田先生は全ク連が平成27年度に厚生労働省の指定補助事業として実施したクリーニング業における好循環促進計画策定事業に専門委員として参画していただいており、マーケティングを専門分野としています。今回の講演では同事業でクリーニング業界に携わる中で感じた印象やクリーニング業界の特性、青年部員が今後行うべきマーケティングの課題等について解説いただきました。