中央青年部会(以下、中青会)は7月8日(土)~9日(日)の2日間、年度総会にあたる令和5年度単青組首長会議・研修会を都市センターホテル(東京都千代田区)で開催しました。
新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症へと変更されたことから、今年は首長に加え各単青組にオブザーバーの参加を募りました。
また、昨年度ブロックごとに実施した次世代支援会議創設にむけた事前四者協議でつながりのできた青年部未結成組合の青年層にも声掛けをした結果、新潟県組合、徳島県組合、大分県組合から参加がありました。
開会式で田村直仁部会長は、「今年度からは停止していた中青会事業を本格的に再開する。再スタートとして若い世代が集まれる場所を作りたい、つながりを持つ会を設けたいということで11月に沖縄での青年会議を企画した。今後、我々やクリーニング業界がどう進んでいけばよいのか、今日明日の研修の中にも様々なヒントがあると思うので、それを一つでも掴んで自店の経営につなげていただきたい」と挨拶を述べました。
研修会は2日間にわたり開催し、初日は研修①「店舗表彰企画『CLEANICHELIN(クリニシュラン)』エントリー者プレゼンテーション」を行いました。
クリニシュランは全国の組合員店を選考対象とした店舗表彰企画で、各ブロック青年部にて「クリーニング事業者が気になる、憧れのクリーニング店」を推薦するものです。
企画を通じて、青年層が今後の自店のビジョンをより具体的にイメージし夢の実現につなげることや、クリーニング店の好事例を学び共有することで、組合およびクリーニング業界を元気づけることを目的としています。
今回は各ブロック青年部内の組合員店を推薦する「推薦方式」、個人で立候補する「自薦方式」の2つの方法で行い、全国から16名のエントリーがありました(ただし選考対象者=組合員店は15名)。
プレゼンテーションは事前抽選による順番で実施し、持ち時間は一人あたり10分で時間内に資料説明や動画視聴を含むプレゼンを行いました。
プレゼンでは「店舗デザイン事例」「IT等先進技術導入事例」「事業承継の成功事例」「補助金活用事例」等の推薦ポイントについて、各自が経営理念や事業目標の設定と達成にむけた手法、今後の展望などについて説明しました。
プレゼン終了後には、単青組首長および中青会役員による投票が行われました。
なお、集計は7月13日(木)の全ク連三役会審査を経て中青会事務局が行い、上位3名が11月4日(土)に開催する青年会議「Next Generation Meeting 2023沖縄」で発表され、最優秀賞受賞者による詳細なプレゼンが行われることとなっています。
研修②は「青年部活動報告 好事例に関する研究」と題し、全国の青年部の中から岩手県、埼玉県、福井県の3単青組が代表となって活動報告を行いました。
収益力向上セミナー補助金の活用方法に加えクリーニングの日やブラックフライデーを契機とした組合員店での消費者キャンペーンの実施、青年部員からの提案が組合事業として採用された「おさがり学生服事業」等について発表が行われ、そのノウハウを共有しました。
令和5年度単青組首長会議には1~4号議案が上程され、上程したすべての議案が全会一致で承認・可決されました。
中青会は令和5年度も全ク連が実施する次世代支援事業に協力するほか、11月の青年会議等、コロナ禍を経て再び全国の青年層が交流し事業研鑚に資する機会の創出や、クリーニング需要回復にむけた利用者啓発ツールの作成等、事業者支援となる取組みを実施します。
第1号議案 令和4年度事業報告案について
第2号議案 令和4年度収支決算案について
第3号議案 令和5年度事業計画案について
第4号議案 令和5年度収支予算案について
結成単青組…20単青組
青年部員数…246名