クリーニング産業総合展2022クリーンライフビジョン21 in Tokyo３年ぶりとなる展示会開催レポート（2022.2.28更新）

2022年2月22日

クリーニング産業総合展2022
クリーンライフビジョン21 in Tokyo
３年ぶりとなる展示会開催レポート（2022.2.28更新）

【2022年2月28日更新】
会場（特設会場）の項目に「ぐぐっと（Good！）👍ポスターコンクール2022」の結果を掲載いたしました。
詳細は下記をご覧ください。

全ク連は、２月３日（木）～５日（土）の３日間、東京ビッグサイト東６ホール（東京都江東区）でクリーニング産業総合展2022　クリーンライフビジョン21 in Tokyoを開催しました。
新型コロナウイルスの影響を受け３年ぶりとなる開催でしたが、74団体・社、183小間が出展し、2,589人にご来場いただきました。会場では、クリーニング機器やサービスが展示されたほか、経営や衛生などに関わるセミナーが開催されました。加えて、今回は公式ホームページでオンライン展示会も開催し、会期中は出展各社の商品等を掲載したページやセミナーの動画が24時間閲覧可能となりました。

開会式

初日となる２月３日（木）には、開場に先立って開会式を行い、出展各社の代表を前に全ク連・小池広昭会長がコロナ禍での出展に御礼を述べました。
また、感染拡大状況から開催を悩んだものの、クリーニング業界を活性化させる提案や情報を提供する場として展示会が必要であることを勘案し、３年ぶりの開催を決定したいきさつを説明したうえで、会期を無事に乗り切るために感染症対策などで参加者の協力をお願いしました。

会場（出展者ブース）

今展示会では、クリーニング機器や各種資材に加え、社会的なニーズを捉えた製品・サービスが発表されました。
また、定期的に実機を稼働しながら性能を説明したり、アイロン掛けや勉強会のカリキュラムの実演を行ったりすることで、来場者の目の前で自社の製品・サービスの特徴を最大限PRしている出展者もいました。

一例

・消費者の衛生志向にマッチした製品　　
　→除菌・抗菌やカビ対策に効果のある資材・薬剤など
・非接触・ＩＣＴ化の一助となる製品・サービス
　→POSレジ、キャッシュレス決済、店舗併設型の受渡しロッカー、
　　画面越しで接客を行うバーチャル受付など
・ＳＤＧｓを推進する製品
　→環境負荷の軽い洗剤、集合包装機、再生プラスチックハンガーなど

会場（特設会場）

今回、会場には特設会場として「販路拡大・支援事業コーナー」を設けました。

このコーナーでは、出展各社から特に公衆衛生・感染症対策や収益向上につながる製品・サービスをご提供いただき製品解説とともに展示することで、来場者が自社に取り入れたい製品を落ち着いて確認できるようにしました。また、社名やブース番号を掲示したことで、製品の詳細を知りたい場合や購入したい場合に、会場内の出展者ブースを訪問できるようにしました。

加えて、特設会場では一般社団法人クリーンライフ協会が主催の「ぐぐっと（Good！）👍ポスターコンクール2022」を開催しました。
クリーニング店およびクリーニング関連団体が作成・応募した「需要拡大や収益向上に寄与するクリーニング店むけ販促ポスター」を会場に掲示し、来場者がお気に入りの一枚に投票しました。
全19作品に対して展示会期中の３日間で141票が投じられ、最優秀賞には有限会社杉崎クリーニング商会（神奈川県足柄上郡）のぬいぐるみクリーニングをPRするポスターが選ばれました。
杉崎クリーニング商会には、賞品として布団のクリーニングやリフォームを取り扱う花嫁わた株式会社（東京都荒川区）の二層式羽毛本掛ふとんのリフォームサービス（シングル２枚セット／合計79,200円・税込相当）が贈呈されます。
応募作品の一覧などの詳細については、一般社団法人クリーンライフ協会のホームページをご覧ください。

一般社団法人クリーンライフ協会
「ぐぐっと（Good!）👍ポスターコンクール2022」結果発表

全ク連・関連団体ブース

全ク連ブースでは、斡旋品の販売に加え、これまでの事業をパネルや成果物を用いて紹介し、組合加入のメリットをPRしました。

全ク連ブースでの主な展示・製作物の配布

・新型コロナウイルス対策
・インボイス制度
・プラスチック資源循環促進法
・ディズニーとのタイアップ事業
・「ドライクリーニング洗浄評価試験」の結果

また、一般社団法人クリーンライフ協会のブースでは、環境保全対策部会（日本クリーニング環境保全センター）が分科会を立ち上げ取り組んでいるプラスチック資源循環促進法に関して、同法の解説やクリーニング事業者に求められる対応をパネルで解説しました。
加えて、プラスチックハンガーについては再生原料とバージン原料それぞれのハンガーを展示したほか、ポリ包装に関しては製造業者から提供を受けた20ミクロンから10ミクロンまでの厚さのポリ包装を展示し、実際の厚みや触感を確認できるようにしました。さらに集合包装の例として、複数のワイシャツをまとめて一つに包装した実物も併せて展示し、来場者に今後の取組みをイメージしてもらえるようにしました。
このほか、需要拡大検討委員会が実施したコロナ禍による消費者のライフスタイルと意識・クリーニング需要の変化に関するアンケート結果や、外国人技能実習第２号職種認可にむけた取組みについてパネル展示を行いました。

オンライン展示会

クリーニング産業総合展2022では、東京ビッグサイトのリアル展示会に加え、公式ホームページ上でのオンライン展示会も併催しました。
オンライン展示会の会期は２月３日（木）～17日（木）とリアル展示会より長く設けられ、参加者が場所や時間を気にすることなく、24時間アクセスできるようにしました。
オンライン展示会場では、リアル展示会の出展各社が商品・サービスを紹介するページを設け、閲覧や商談を可能としたのに加え、セミナーの動画をアーカイブとして配信しました。