全国クリーニング生活衛生同業組合連合会は9月3日(月)~7日(金)の5日間、平成30年度衣料管理実習を実施しました。
この実習は、アパレル企業等で活躍する専門職「1級衣料管理士(TA)」の資格取得のために繊維製品やクリーニング関連の企業等で研修を行うものです。
今年は、7大学から16名の学生を受け入れました。
実習では、洗浄方法やJIS取扱表示の見方といったクリーニングの基礎知識に加え、全ク連の役割やクリーニング事故賠償基準等について講義を通して学びました。
さらに、実技編として、クリーニング事故品の鑑定や東京都組合役員の指導によるアイロン実習、加えて、埼玉県組合の協力によるシミ抜きや漂白方法の実践もプログラムに取り入れています。
最終日には実習成果報告として各自が取りまとめた事故品鑑定の結果やクリーニング店の受付ポイントに関する発表を行い、その内容についてクリーニング綜合研究所の小野雅啓所長が講評を行いました。
また、本実習のカリキュラムには組合員店の見学も含まれており、間近で職人の技術を見ることで、実習生たちがクリーニングの魅力を直に感じることができる機会の提供にも繋げることができました。
クリーニング綜合研究所では、衣料管理実習を通じてクリーニング知識の普及に努め、実習生が将来アパレルや繊維業界等に携わった際にクリーニングトラブルの未然防止等に繋げられるよう、今後も受入れを行います。