全ク連は8月28日(月)~9月1日(金)の5日間、平成29年度衣料管理実習を実施しました。
この実習は、アパレル企業等で活躍する専門職「1級衣料管理士(TA)」の資格取得のために繊維製品やクリーニング関連の企業等で研修を行うものです。
今回は、7大学から14名の学生を受け入れました。
実習ではクリーニングに関する基礎知識やクリーニング業界の現状、全ク連の仕事等の講義に加え、新JIS取扱い表示やクリーニング事故賠償基準について学びました。
また、今回も埼玉県組合の協力を得て、同組合が出前授業で行っているクリーニングと家庭洗濯の違いを紹介するプログラムを応用し実演しました。
この他、事故品鑑定や組合員店の工場見学、東京都組合の役員の指導によるアイロン実習等を行い、講義だけでなく技術体験および現場見学を通じてクリーニングを理解しました。
最終日には実習成果報告として各自が取りまとめた事故品鑑定の結果やクリーニング店の受付ポイントに関する発表を行い、その内容についてクリーニング綜合研究所の小野雅啓所長が講評を行いました。
クリーニング綜合研究所では、衣料管理実習を通じてクリーニング知識の普及に努め、実習生が将来アパレルや繊維業界等に携わった際にクリーニングトラブルの未然防止に繋げられるよう、今後も受入れを行います。