中央青年部会(鳥塚浩部会長)の需要開発研究委員会(村上博委員長)は、平成28年度のクリーニングサービスに関する利用者意識調査のテーマを「10年先も選ばれるお店づくり」に決定し、調査をスタートしました。
近年インターネットを利用した通信販売など、利用者の「利便性」に応じたビジネスが拡大傾向にあります。
クリーニング業界でも「インターネット型宅配クリーニング」などの新たな業態が普及し始めており、今後、インターネットを利用したビジネスはますます発展していくと予想されます。
新たな業態による利用者のニーズを捉えたサービスへの対応や変化のスピードが早く、青年部員のお店がこれまで地域で培ってきた「価値」が利用者に伝わりにくくなることが予測されます。
これから先、利用者のニーズやライフスタイルの変化に対応するためにも、利用者が現在感じている店舗の利用価値およびインターネット型宅配クリーニングの利便性を的確に把握し、「10年先も選ばれるお店」であるために利用者への訴求ポイントである「店舗」「人(従業員)」を柱に、どのように店舗型(対面型)クリーニングの価値や魅力を伝えていくべきか対策を講じていく必要性があると考えました。
そこで、1.店舗型(対面型)クリーニング、インターネット型宅配クリーニング(非対面型)に対し利用者が感じているメリットを把握することで店舗の強みや課題を確認、2.店舗の強みを活かし10年先を見据えた「お店づくり」や「人(従業員)のあり方」の提案、3.今後進化が見込まれるクリーニング店が行うITサービスのニーズの把握、の3点をポイントに調査・分析を行います。
また、今回も昨年度に引き続きエステー株式会社から衣類用防虫剤「ムシューダ」の試供品を提供いただき、アンケートの回答者に配布します。
エステーコラボ事業の主旨と連動して「しまう前のクリーニング」と「しまう時のムシューダ(適切な保管)」の2ステップの重要性を呼びかけ、「衣替えはお済みですか?」のフレーズで衣替え時期にクリーニングに出しそびれていた衣類の取り込みにつなげていきます。
調査は次のとおりのスケジュールで実施します。
◇調査期間 9月24日(土)~10月31日(月)
◇調査方法
・全国の青年部員が、一人あたり10名の利用者に対して聞き取る方法
・クリーニングの日のキャンペーンとして各組合や青年部が行う街頭調査
・インターネット上で利用者が回答する方法
(10月3日(月)より開始予定)
中央青年部会ウェブサイト
◇報告書の完成 平成29年3月下旬