三重県伊勢市の組合員である株式会社白清舎の辻村清司代表取締役は、東日本大震災の復興支援として、被災された組合員を対象に自社で求人を行い、雇用支援を行ってきました。5月には全国クリーニング会館にも来訪され、当ホームページ等にて求人情報を公開してまいりました。
募集に先立ち白清舎では、辻村代表取締役自らが宮城県と福島県の被災地域にあるハローワークに足を運び、目に止まり親しみが湧くように自作したチラシ状の募集要項を職員の方に手渡すなど尽力してまいりました。具体的な雇用条件としては、被災された方を正社員で採用するほか、電化製品・家具・寝具を提供する準備をしており、何も持たなくてもすぐに生活が始められる社宅を整備しております。また、クリーニング工場に隣接して託児所も設けており、幼い子供および乳幼児がいるご家族を優先的に募集してきました。
今回受け入れが決定したのは、福島県の組合員の一世帯(ご夫婦とお子様2名)で、8月27日に同社の見学を経て10月8日から受け入れています。
受け入れに際し辻村代表取締役は、「募集を開始した当初は、役所やハローワークの窓口も震災後の手続き等で混乱をきたしていた。また、長く住み慣れた土地を離れて生活するには精神的にも時間が必要なように感じていた。今回半年以上が経過したところで、同じ業界で働く組合員として力になることができ、大変嬉しい。今後被災された方が元の生活を取り戻すための一歩になればと思う。市議会議員を通じて地域の小学校の教育委員会に教育的配慮を申し入れる等の活動もしており、引っ越して来られる子供達が安心して生活できるよう努めたい」としております。
なお、同社ではさらにもう一世帯を追加で採用する予定とのことで、今後も募集を継続していきます。
株式会社白清舎ホームページ
三重県の株式会社白清舎(組合員店)が被災した組合員を対象に求人情報を公開【3月28日更新】
全ク連情報1097号を発行(被災された組合員の雇用 ?白清舎・辻村代表取締役が被災地で募集)【5月23日更新】